友ヲ想フ…?・4

 それは、本当に何気ないシーンだった。
 見逃せばそれだけの、視界に入っていればいたで、やはり特にどうということもない、ほんの数十秒にも満たない行為。
 だが。
 ある種の─ある種族の、と今となれば表現してもいい─人々には、それは重大な意味を持つ光景だったのである。

「委員長」
 腕組みをして立つ、「委員長」と呼ばれた少女の後ろに、別の二人の少女が立つ。
「見た?」
 振り返らないまま、委員長はそう尋ねた。頷く二つの気配。委員長の銀縁眼鏡のレンズが、妖しく光を弾いている。
「会議を、開かなくてはなりませんね」
「はい。至急連絡を取ります」
 ふっ、と委員長が微笑んだ。いや、ほくそ笑んだ。キーボードを叩き慣れた指が、クイと眼鏡を直す。
 目当ての人物はすでにその場にいない。いや、昼休みを終えた教室には、もう彼女達を除いて誰もいない。次の時間が選択科目で、教室を移動しなくてはならないからだ。このまま行けば、彼女達は次の教科に間違いなく遅刻するだろう。
 だが、気分は「誰もいない司令室で計画を錬る悪の組織の女幹部」な彼女達は、些末な未来に目もくれず、数分前に見た光景をじっくりと反芻していた。

 窓際に渋谷有利が立っていた。
 冬の終わり。外はまだ北風が木の枝を揺らしているが、窓ガラスが通すのは、太陽の光と温もりだけだ。
 その光の中で。渋谷有利は胸元のポケットから小さなものを抜き出した。
 シンプルな、折り畳み式のパスケース。
 それを何気なく開いて、彼はそこにあるものにじっと視線を送った。
 切なげな、愛しげな、瞳。

 切ない想いで見つめる先が、定期券ということはなかろう。
 いや。ろくに乗らないウチに期限が切れちゃったなー。お金、もったいなかったなー。いやー、失敗失敗。というのはアリかもしれない。しかし、普通、期限切れの定期券に恋はしない。第一、渋谷有利は自転車通学だ。
 だとするならば。
 考えられることはただ一つ。
「そこに答えがあるわけね……?」


「我ながら盲点でした。リーダーとして恥ずかしく思います」
 委員長が頭を下げた。その潔さに、彼女に従う一同は拍手を送った。数人を除いて。彼等は片隅で固まって、顔を寄せあい密やかに会話を繰り広げている。
「……何のリーダーなんだ?」
「知るかよ。…って、どーして今度も俺達ここにいるんだ?」
「お前が電話してきたんだろうが!」
「こうなったら一蓮托生」
「巻き込むな!」
「………それはもう諦めるとしてさあ…」
「諦めんのかよ? で? 何なんだ?」
「いや…。増えたなあと思って…」
 ああ、と彼等はため息と共に頷いた。
「…人数も増えたけど……制服の種類も増えたな……」
 某会議室は手狭になったため、急遽ファミリーレストランに移動となった。テーブルも椅子も、格段に大きく重くなったため、会議室を設営するのはレストラン従業員に命じてやらせた。もちろんちゃんと禁煙席だ。 常識と良識とマナーを心得た高校生として、当然の配慮である。
 その臨時会議室に20名あまりの、様々なデザインの制服に身を包んだ女子高生と、数人の男子学生がいる。某バスケット部員も、鼻息荒く出席している。嘱望されたスポーツ選手としての将来は、ほとんどどうでもよくなってきているらしい。

「写真、ですね?」
「定期入れをうっとりと見つめる、と言えば、そこに写真があると考えるのが理の当然というものでしょう」
「愛する人の写真がそこに……!」
「あれは、紛れもなく恋する瞳。間違いありません」
 おおっ、と、声ともため息ともつかないどよめきが、一帯を制した。
 挟んであるのが芸能人の写真かもしれないとか、宝くじだったりとか、いっそ馬券かも、などとは絶対口にしてはならない。男子一同は心に思う。学習とはこういう事をいうのだ。
 だが、そんな男子の静かな決意を嘲笑うような爆弾が、委員長の口からさりげなく発せられた。

「男子。渋谷君の定期入れ、手に入れなさい」

「はあっ!!?」
 男子一同、心は一つ。
「どっ、どうして俺らがそんなコト…!」
「委員長、それって窃盗じゃ…」
「すぐに返却しますとも。中の写真をコピーしたら」
 コピーするんかいっ!?
 彼等の叫びは、間違う事なく委員長に届いた。男子の無言の声に、委員長は事も無げに頷く。
「当然です。相手がどこの誰かも分からないのですよ。手配写真が必要なのは分かりきったことです。そのために、他校の同志の皆さんにもお集り頂いたんじゃありませんか」
 話を向けられた「他校の同志の皆さん」が揃って、にこりと笑顔を男子に向けた。それを「にこり」と見るか「にたり」と見るかは、互いの心に潜むモノによる。
「雪村君も手伝ってくれますね?」
「……当然です。そいつを探し出して、そして……絶対俺が勝ちます。勝って、渋谷君の心を俺に向けてみせます!」
 ひと頃のお風呂ショックは脱出できたらしい。
 委員長の言葉に力強く頷くと、拳を握って選手宣誓をかました。
「よく言いました」
 一度は見放したが、心を入れ替えるなら助けてやらんでもない。委員長の瞳には、そんな慈愛(?)に満ちた光が瞬いている。
 拍手喝采する女子一同。「なかなか絵になる男だわ」「いいネタね」「次の新刊に間に合うかしら」などの言葉を交わしながら、「同志の皆さん」方も手を叩いている。
 傍らから「お客さま、もう少々お静かに」という言葉が掛けられているが、誰一人として見向きもしない。彼女達の常識と良識とマナーは、出し入れ自由なのだ。

「……なあ、俺達が定期入れを盗むって話はどうなったんだ?」
「そういや、あれ?」
「忘れてるってコトは……」
「って言うより、すでに決定事項なんじゃねーのかな……」

「あの、委員長…」
 女子の一人が、おずおずと手を上げた。委員長が頷いて質問を促す。
「あの村田君って、どうなったのでしょうか? 彼から何か聞き出せるのでは?」
「彼は…っ」
 珍しく委員長が言葉に詰まった。そう言えば、と期待の籠った全員の(除男子)視線を向けられて、委員長はきゅっと眉を寄せた。
「あの男は……」


 実は委員長、すでに村田健との接触を果たしていた。
 呼び出しに気楽に応じた村田と会ったのは、彼の指定で路地裏の地下にある喫茶店だった。
 古びたドアを開けると、コーヒー豆のなんとも馥郁とした香りが流れてくる。静かにジャズが流れる、古めかしいが清潔な設えのその店は、どう考えても高校生が待ち合わせに使う場所ではない。
 が。そのアンティークな高級感は、委員長のプライドをいたくくすぐった。煩いハンバーガー店やブレンド1杯税込み189円のコーヒーチェーン店よりずっと自分にふさわしい。
 村田健、好感度120%アップである。
 そして向いの席に腰を降ろした村田を見て、委員長は自分の理解が正しかった事を悟った。
 この男に、小細工は通用しない。ただひたすら正攻法あるのみ。

「渋谷有利君の片思いの相手の名前、年齢、学年もしくは職業、住所、容姿及び身体的特徴と、他特筆すべき問題点やご意見ご要望など、こちらの用紙に箇条書きでお願いします」

 すでに正攻法を突き抜けている。
 差し出した紙(クリップボード付き)には、今ほど連ねた項目がすでに印刷されていた。委員長に茶目っ気があるからではない、単に段取りの鬼なだけだ。
 さて、何と答えるかしら。委員長はじっと村田の目を見つめた。
 いきなり何だい?
 僕にそんな質問に答えなくちゃならない義務はない。
 そういう質問は、本人にしたまえ。
 人のプライバシーに首を突っ込むのは、あまり感心しないな。
 想定した答えはいくつもある。そしてそれに対する自分の答えも、すでに頭の中にあった。…段取りの鬼である。
 だが。
 村田健はただ者ではなかった。
 普通、答えるより先に、その無気味さにひくだろうと思われる委員長の言葉と態度にも動じず、ちらりと質問用紙を見遣ると、コーヒーを一口啜り、そしてにっこりと微笑み、言った。
「いいよ」

「……え?」
「教えてあげるよ。でもいちいち書くのめんどくさいから、君、書いてくれる?」
「…えっ、ええ、ええもちろん!」
 さすがの彼女も驚いた。まさかこんなに簡単に承諾してくれるとは。頭がよすぎると、人間性に問題が出てくるというのは本当らしい。やはり自分位の、程よく優秀な頭脳の持ち主の方が、情緒も安定しているのだろう。
 人間誰でも、他人のことならよく分かる。
「では、どうぞ」
 クリップボードの端に紐で結び付けたボールペンを取って、委員長は声をかけた。村田が頷く。
「まず性別。男性です」
 ええ、もちろん。委員長は冷静に頷く。それ以外あり得ない。
「年齢だけど、少々年が離れてるんだよねー」
「そうなの?」
 個人的には好みだ。すばらしい。思わず声が弾む。許容範囲はプラス20といったところだ。それを超えるとちょっと…、いやいやそれでも……。
「確か、年の差85歳だったかな?」
「………………」
 ピキ。委員長の顳かみで、小さく何かが切れた。
「職業。えーと、元軍人さんで、今は、王様の護衛。剣の達人で、20年前の人間との戦争時には、ああ、そうそう、彼って人間じゃなくて魔族なんだけどね、それはもうすごい活躍をしたらしいよ」
 ピキピキピ……。
「身体的特徴ねえ。まあいい男なんじゃないかな。割と地味めだけど。中味は100歳だけど、見た目20歳そこそこだし。渋谷と並ぶとなかなかお似合いかもね。彼の弟が82歳の美少年なんだけど、僕としては兄の方を推すかな。ただねえ……」
 ………………この男……! 委員長のペンを持つ手が怒りに震える。
 最初からおちょくる気でいたわけか。
 純情可憐な少女の、いたいけな夢をこんな形で踏みにじろうとするとは……!
 許せない。
 委員長の瞳が萌え、いや、燃え上がる。
 このような屈辱を受けて、黙っていると思ったら大間違いだ、村田健。
 いつか必ずこの報復を。委員長は心に誓った。
 取りあえず、次の新刊では実名で登場させ、いたぶっていたぶっていたぶり尽くしてやろう。
「……駄洒落は寒くて、絵もド下手。ヘタレな癖に頑固で融通がきかなくて、芝居気の欠片もないのにクールな悪党ぶってみたりして。自分じゃうまくやってるつもりだったんだろうけど。ただ、そんなバレバレ見え見えボロ出しまくりの田舎芝居を、彼が全く見破る事ができなかったってコトがねえ。僕としてはそっちの方が問題だと思うんだ。まあ、ああいうのを割れ鍋にとじ蓋っていうのかなあ。どっちもどっちで、かえってお似合いなんだろうと思うわけなんだよねー……」
 何やら異様に具体的な人物描写とカップリング分析が始まっていたが、目の前の男を、己の持つボキャブラリーでどのように描写し、どんな設定で苛めてやろうかと、脳をフル回転させている委員長の耳には届かなかった。


「村田健は敵です」
 ひぃっ、と無意識に男子が仰け反った。
 村田は偉大だ。この委員長に逆らったのだ。逆らったら…どうなるのかさっぱり分からないが、とにかくとっても怖い事が待っているのは間違いない……ような気がするというのに!
「ふざけた男だわ。許せないわね」
「ホントよ。でも委員長。彼が情報を握っているのはまちがいないですよね?」
「ええそうね。でも今のところはいいわ。とにかく写真です。それを手に入れてから、後のことを考えましょう」
 はい、と全員(除男子)が頷く。
「という訳で男子」
 委員長の視線が、男子の塊に移る。男子全員が、その視線に射すくめられた様に固まった。
「はっ、はい、隊長!」
 すでに気分は下っ端戦闘員である。
「隊長?」
「…あ、まちがった、えと、委員ち……」
「隊長、ですか。………私としては『司令官』と呼ばれる方が好きです」
「え? 委員長、そうなんですか?」
 女子の一人に聞かれて、委員長が珍しく頬を染めた。恥じらう委員長の姿に、男子が背筋を凍らせる。
「本当は委員長と呼ばれるより、そちらの方が好きなんです。……ずっと憧れ続けた『司令官』がいらして…」
「デカレンジャーのドギー……」
「謎の円盤UFOのストレイカー司令です」
 誰? 誰? だれ? ダレ? 伝言ゲームが始まる。
「まあ、そんな事はどうでもよろしい」ほんのり赤い頬をして、コホン、と一つ咳をする。「とにかく、男子は渋谷君の定期入れを奪取。その後、全員でその人物の特定に掛かります。よろしいですね!」
「はいっ!」
 決定した。


 最もリスクを犯さずに「それ」ができるとすれば、条件はふたつ。渋谷有利が上着を脱ぐ事。そしてそのまま一定時間それを放置し、場を離れている事。である。学校生活でその状態が可能なのは唯一、体育の時間だ。
 ほとんどの生徒が体育館へと去った男子更衣室で、密やかに言葉が交わされていた。
「何で俺達、こんなコトしてんのかなー?」
「オレもさあ、どうして女子の言いなりになってるのか、さっぱりワケが分からないんだけど」
「じゃあ、お前、逆らってみろよ」
「………コワイから、いやだ……」
「何にしろオレ達、どこかで道を誤っちまったなあ……」
 思い通りにならない、それが人生というものだ。
 上司への不満と、女房子供、そしてローンのプレッシャーを、安酒を呷る事でしか発散できない中年サラリーマンの悲哀を既に滲ませて、齢十六の少年達は深く切ない息をついた。
「許せよ、渋谷……」


「ついにやりましたね」
 放課後、誰もいない教室で、彼等同志一同(含男子by女子一同)は集まっていた。
 委員長、ところに寄りリーダー、願いは司令官のその手の中に、定期入れがある。
「…長い道のりでした……」
 女子一同が、委員長の言葉にしみじみと頷く。目頭を押さえているのが数名。肩を抱き合っているのが若干名。
 いや、定期入れの存在が分かったのは一昨日だし、ファミレス会議は昨日だし、そもそも女子は何にもしてないし。言いたい事は山ほどあるが、それを必死で堪える男子一同。男の優しくも哀しい性である。
「では…開きます」
 ごくり、と喉のなる音が響いた。
 委員長がおごそかに、折り畳まれた定期入れを、開く。


「…………なに、これ……?」
 数拍の空白の後、地を這う程に低い声が、委員長の喉から絞り出された。
 陰に籠った、ついでに呪いも籠っていそうな声に、男子は思わず「申し訳ありません!」とひれ伏しそうになった。
「委員長、どうなんですか?」
「見せて下さい、委員長!」
 わらわらと女子一同が委員長の側に駆け寄る。男子も妙な責任を感じて、一緒になって近づいていった。そして、見せられた定期入れの中には。

 見開き、二つのポケットに、同じ人物を、おそらくはチェキか何かインスタントカメラで写した名刺大の写真が。
 オリーブ色の肌の、赤茶けた巻き毛の、どこから見ても外国人の、くりくりと大きな瞳に、満面の笑みを浮かべた、10歳そこそこの愛らしい少女の姿が。
 大切に挟み込まれていた─。

「……………ロリコン………?」

 ガシィッッ、と。机が二つ三つ一気に弾け飛んだ。空いた空間には、横に伸びた委員長の足。
 言ってはならない一言を呟いた男子が、ゾッとした様に慌てて口を手で押さえる。
 しばしの沈黙が教室を支配した。

 ふ。ふふふ。ふふふふふふ………。
 瘴気に満ちた不吉な風の音、いや、地の底から這い上がる無気味な笑い声。が、静かにその場を満たし始めた。男子一同、金縛り初体験。
 委員長が冷気に溢れた笑みを張り付けて、顔をあげる。
「やれらましたね。見事なフェイクです」
「委員長!!」
 救いを求める女子の声が揃う。
 ふう、と一息ついた委員長は一転、それまでの無気味さがウソの様にすっきりとした笑みを浮かべて頷いた。
「この私の追求を、こんな形で躱してみせるとは……。見事です、渋谷有利!」
 委員長が腰に手を当て、窓の外に広がる空を睨み付ける。まるで天空に、してやったりと笑う有利が見えているかのようだ。
「しかしっ! こんな見え透いた手で騙される私と思ってもらっては心外です。むしろこれで、私の推測が正しかった事が証明されたと言ってよいでしょう。……渋谷君!」
 ビシッと。音がなるような勢いで、委員長が空を指差した。やはり外に生霊が見えるらしい。
「私は諦めませんよ。あなたの愛する男性を、必ずや突き止めてご覧に入れましょう。お覚悟なさいませっ!!」

 何で「ませ!」なんだろう。ちょっと時代の違う人が入ってないか?
 委員長の「正しかった推測」って何?
 てか、そもそも渋谷は、女子が何を企んでいるか何にも知らないだろう?
 言ってはイケナイ。見てもイケナイ。そんな世界が確かにある。
 男子はそっと互いの肩を叩きあった。

「委員長、さすがです!」
「やっぱり司令官と呼ばせて下さい!」
「甘く見ないで、って感じですよねっ」
「こんなコトで負けたりしません!」
 ふんぞり返る委員長を中心に、女子一同が大いに盛り上がる。と、そこへ。
 渋谷有利が扉を開けて入って来た。

 ほんの少し不安そうな顔をして、きょろきょろと床を見ながら、自分の席に向かう姿を、男子はじっと見つめていた。
 机の上を、そして中を覗き見、次には床にしゃがみ込み、何かを探すように見回す姿。
 もちろん、何を探しているかなんて、皆とっくに分かっている。
 男子のすぐ傍らでは、しゃがんでしまった有利に気づかないまま、女子が「作戦を練り直しましょう!」「チャンスはまだまだ!」「絶対負けるもんですか!」と気勢を上げている。
「がんばりましょう!」
 委員長が腕を突き上げる。
「おおーっ!」
 女子一同が唱和する。
 有利がその声に、吃驚した様に顔を上げる。
 きょとんと、「何やってんだろ?」と小首を傾げ、それからまた床を這いずる様に一帯を見回している。


 こいつを可哀想なヤツって思ってたあの頃は、まだ幸せだったよなあ………。


 男子一同、しみじみと、切なく哀しい息をついた。
 



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4話目です。いやー、長くなりましたね、…って、コレもしかして、すでに長編になろうとしているのでは?
突発なのですけれど、確かに突発なのですけれど。

御存じと思いますが、パソの不具合がありまして、でも何とかアップしたくて、少々急いだ感じがします。
回が進むに連れて、この話が好きだと仰って下さる方が増え、作者としてしみじみ嬉しく思うのですが、今回の話はその点、如何だったでしょうか。 ちなみに。
定期入れの写真は、確かにフェイクです。
だって、あの写真の下にはもう一枚、誰かさんの写真が隠してあるのですもの。
気づかなかった委員長達、お気の毒でした。
今回も読んで下さりありがとうございました。ご感想お待ちしております。